【第3弾】「おっ!こんな所にモータースポーツバーが出来てる 興奮してきたな」

どーも。よろしくおねがいいたします。

名前だけでも覚えて帰ってください

ほんとにね。世の中興奮する事っていっぱいあるけど

ありますね~

一番興奮するのはモータースポーツバーを見つけた時

間違いないね





あれ?昨日まで何もなかったのにモータースポーツバーっていうのが出来てるな 興奮してきたな。ちょっと入ってみよう。

\カラン カラン カラン/

さぁー、優しい音色と共に訪れた巨躯の足音。
その目に宿すのは光か闇か。

あ!?

射竦めるその視線で心のエキゾーストノートも高まっていく!

何言ってんだ。お前

あぁ!そしていま巨躯の人と視線が重なり合った!! 危険シグナルが点灯!! 目の前がブラックアウト!!!

塩原恒夫か!お前は。 何でポエムじみてるんだよ。

いらっしゃいませ~..... えっーと、みかじめ料の徴収ですか?

ちげーわ。お前。どっからどう見てもただの客だろ。 

大変失礼いたしました。

だからお前さっき、危険シグナル点灯。目の前がブラックアウトって言ってたのか。やかましいわ! 

おひとり様ですか?

話を聞けよ!なぁ。 一人だよ。

レーシングドライバーたるもの、ひとたびコックピットに座れば一人ですもんね。。。

何言ってんだお前。 早く案内してくれよ

おタバコはお吸いになられますか?

タバコは吸わないです。

お好きなカウンター席どうぞ あっ!

わぁビックリした!どうしたんだよ急に。

当店は全席禁煙となっております。

じゃあ何で聞いたんだよ! 医者かお前は

あっ!

うるせーな。さっきから。今度は何だよ。

ラリードライバーは一人じゃなくて二人でしたね。

かましいわ!誰も気にしてなかったわ。そんなこと

どうぞお掛けになってください。 何をお飲みになりますか?

そうだな~ 何かおススメある?

おすすめは、レッドブルとなっております

モーターホームか!なぁ! レッドブルホンダのモーターホームじゃねーか。酒を薦めろよ。

いや、でもモーターホームといえば昔、酒類提供するモーターホームありましたよね?

お酒を提供するモーターホーム? 聞いたことねぇよ。何だそれ?

確かバー・ホンダって...

B・A・R ホンダだろ!なぁ! 何だよバー・ホンダってバカじゃねーの。

さぁ、気を取り直して、お飲み物何を飲まれますか?

気を取り直してってなんだよ。 ハイネケンでいいよ

かしこまりました

ったく、日本人が所属してたチームぐらい覚えとけよな

お待たせいたしました。 

おう。早いな

こちらライコネンです

ハイネケンな。 ライコネンはお酒飲まれる方じゃなくて、飲む方だから

ハっハッハ!! お客さん!! ウマい!!!

何もウマいこと言ってねーわ。お前が間違えたんだろ。ったくよ

お客さん今年のF1も色々ありましたね~

そうだなー

見どころは非常に多かったけどやっぱり! 一番の名レースと言ったらあれだな~

おっ! 何?何?

ベルギーの決勝レースですかね

どこ見てたんだよ! なぁ! そもそも決勝レースやってねぇじゃねえか

もっとマシな話ねーのかよ

マシというのは2019年よりレースディレクターを務めてる方でして

ちげーよ!違う違う。 マシの話じゃなくてマシな話!

あっはは。 マシの話じゃなくてマシな話。

うるせーな!! マシマシマシマシ。 ラーメン屋かお前は

...................................

おいおい。どうした腕組んで黙りこくっちゃって

ラーメン屋・ボッタスの物まねです。

文章じゃ伝わんねーだろ。熱演してるところ悪いけど

そうですか

いいんだよ。F1じゃなくて他のモータースポーツで面白かったことないの?
日本国内とか、フォーミュラEとかナスカー転身したドライバーとか。

那須川天心

言ってねーよ。俺、いつキックボクシングの話したんだよ!  もういいや一人で静かに飲むわ

あー待ってください待ってください、お客さん

何だよ?

あちら体験するのはいかがですか?

おっ! レーシングシミュレーターじゃん!! 

中々いいでしょ?お客さん

何だよおい~こういうのあるならもっと早く薦めて行けよ! これ最新のハンコン?

ちょっと何言ってるかわからない

何で何言ってるかわかんねーんだよ。 パッドユーザーかお前

初心者でも使っていただこうと1周タイムトライアルとなっております。

初心者でも? 俺でもできるな! コースはどこなの?

モナコです。

バカなの?最難関じゃねーか だからシミュレーターなのにお客さん誰も居なかったんだ

では私がまず走ってみます。

いや何でだよ!? お前が走ってる間何すればいいんだよ

終わりました。

おっ?速いね!フェルスタッペン並みじゃん

いや1コーナーでクラッシュしました

マゼピンか! 角田裕毅か!! 初心者に優しくないじゃん! 

マシンが悪かったのかもしれない

えっ、ハースだったの?

ミナルディです

15年前のゲームじゃねーか! ばかじゃねーの..... アレックス・ユーンかよ。 

何ですって!?

いやモナコの1コーナーでクラッシュのミナルディならアレックス・ユーンかなって..... いいんだよ俺の話は、どうせ知らないだろ

知ってます。知ってます!

え?知ってるの?

あの楽器ケースに隠れてた人

ゴーンだよそれ

え?ゴーン?

元自動車メーカーの会長は関係ないだろ

ハッハッハッ、オッサン自動車の

ニッサン自動車だろ。 オッサンだけど

最新版のゲームじゃないなら。いいよいいよ。 静かに飲むわ

そうですか...

おっ! マスターさ。あそこに大型ビジョンで今何か流してるの?

あれはですね~ F1ヒストリーと称して、お客様に興味を持ってもらおうと過去のF1を流すんですよ!今も過去のF1を流してますよ!

おっ!いいねいいね。今は何を流してるの?

F1 2005 アメリカGPです

おい。止めろ止めろ! おい。

何ですか?

2005年のアメリカって6台しか走らなかったレースだろ! もっと他にあっただろ

でもその前年の2004アメリカは昨日好評でしたよ!

当たり前だろ馬鹿。

じゃあ止めておきますよ。しょうがないな~ 最近手に入ったレース映像ならありますよ!

お! 良いじゃん。今日はそれを流そう

F1 2021 ベルギーGPです

いや今年のベルギーはやってないって言ってんだろ! もういいぜ

どうもありがとうございましたー!

【F1 2020】長距離部おふざけ紹介  第2弾(ナイツ風編)

どーもーよろしくお願いいたしますー

あけましておめでとうございます

まだだよ!

最近F1を見ることが多くなりまして

あーF1良いじゃないですかー。最近は色んな大会やってますからねー

それで一体どういう大会があるのか

うん

ツッタカタ-で調べたんですが

ツイッターね。F1について調べてきたんですって

色々と調べていくうちに、古くからやってる大会を一つ見つけたんですね

ほー 古くからやっている大会

長距離部って知ってますか?

今更かよ!10年ほど前からやっているレース距離100%をアシオフで戦う大会ですね。

今日はこの長距離部について調べたのでお話しさせて頂こうと思うんですが

長距離部のことについて教えてくれるのね

長距離部は依然 "ドMGTCup"という

"MGTCup"だわ! 怒られるぞ!お前。

大会名だったんですが

まぁアシオフでレース距離100%ですから、満更間違いでもないかもだけどね

今ではLDCという大会に名称が変更されました

ちょっと他大会と名前が似てるという事でね。大会名を変更したんですねー

LDCというのはリビング・ダイニング・キッチンの略になります。

ロング・ディスタンス・カップだよ! それとキッチンはKだから。Kはどこいったんだよ!

この大会の創設者が部長と呼ばれる方になります。

創設者に相応しい役職をお持ちですね。

そしてメンバーの中には会長とHIRO元社長が居るわけなんですけども

え?部長の下に会長と元社長が居るの? 大丈夫?役職間違えてない?

その他にも多くのメンバーが在籍しております

え?HIRO元社長ってあの?

いや全くの別人なんですけども

別人なのかよ!紛らわしいこと書くなよ

分からない方に説明いたしますが、部長とはメガンテスさんのことを指します。

まぁまぁ新規の方からすればね。誰ってことになっちゃいますからね。説明は必要でしょうね

まぁメガさんと呼ばせていただきますが

頭の2文字をとってね。呼びやすいように

で、このミミさんが

目が耳になっちゃったね。別の人になっちゃうから

F1 2011ぐらいの頃から始めた大会になります

長い歴史がある大会なんですね

そしてこのヒゲさんの

何でちょいちょい体の一部を入れてくるの。後正しくはピケさんですしね

下に老若問わず、人が集まっているわけですね。

ある意味、皆ピケさんの下ですけどもね。

そしてミミさんもピケさんも老練な走りで腰トントンと上位を狙っているドライバーであります

虎視眈々ね。腰トントンはただの腰痛持ちになっちゃうから

そして歴史が長いと出戻り組もいるわけでして

なるほど。戻ってきやすい環境であるということなんでしょうね。

今季はマクラーレンから7年ぶりにKLRさんが復活いたしまして

CLRさんね!

ブランクを感じさせない走りを披露しています

キッチンのKはこっちに来ちゃってたんだね。

またチーム別で見ますとαタウリンからは

アルファタウリね。αタウリンって腰痛に効きそうたけども

ナノさんとナンさんのコンビで

名前の似てる2人ね

あー......すみません

どうしたの?

やってしまいました。間違えてしまいました。

だからどうしたの?

ナノさんとナンさんじゃなくて、ナンさんとナノさんでした

順番はどっちでも良いんだよ!謝るほどのことじゃねーよ。確かにナンナノの方が言いやすいけど

似たような名前、似たような速さで注目を集めています。

確かに似たもの同士みたいなことはありますね

そして注目といえば忘れちゃいけないのが、すぐセデスの

メルセデスね。何ですぐ腰痛に効きそうな名前出すの。

ディフェンディングチャンピオンのじーさん

しーさんね! 怒られるぞ。長距離部だとどちらかというと若い方だわ

そしてそのチームメイトは、ちょっと過激な言葉になるんで規制音になるんですが、ピーーーーーさんという方で

いや、普通にピーさんで良いんだよ!何放送禁止用語みたいに言ってんだよ

非常に強力な2人でコンストランキング優勝候補と言われております。

まぁ非常に速い2人だからねぇ

そして若いドライバーといえば

うんうん

ものさしフォーティシックスさんという方が

乃木坂46みたいに言うな! 名前は若々しさ溢れてるけど

活躍なされていますね

ruler-46さんね。

環境なんですが、現在もハンドルコントローラー

レースゲーム用にコントローラーですね

通称ハンドローラーなんですけども

どこ切り取ってんだよ。ハンコンね。別のものになっちゃうから

もしね。それでプレイをしてるユーザで興味がある方は次長にまで

部長だよ!役職下げるんじゃないよ

相談していただけたらなと思います。

興味ある方はご連絡くださいということですね!

今日はほんの一部のライバーしか

ドライバーね。確かにライブ配信者もTKさんとかいるけど

紹介できませんでしたが

他の方の紹介はまた次の機会にでもね

他にもギックリするぐらいの

びっくりね。ギックリするのは腰だから。いや気を付けて

参加者がいらっしゃいますので

古くからやっていますからねぇ

是非みなさん、シローカップを覚えて

大会名変わっちゃったよ

いただけたらなと思います

もういいぜ

どうもありがとうございました

【F1 2019】MGTCup Season10 Rd.17 日本GP


【F1 2019】MGTCup Season10 第17戦鈴鹿GP

F1 2019 長距離部MGTCup Season10 Rd.17が5/17(日)日本・鈴鹿サーキットで行われ、トロ・ロッソのサジョウ・クジョアトが今期6勝目、去年から続いて2年連続優勝を果たした。

2位はレモンスカッペン(レッドブル)。1回目のSCが不利に働き優勝を逃した。

3位にはロビン・ミヤッセン(ハース)。7番手スタートだったが前の車が次々に失速。最後は追いかけてくるメガボンレッドブル)の圧を退け、4回目の表彰台を獲得した。

鈴鹿を振り返っていこう。

今回からCLRが6年ぶりに電撃カムバックをしたことを発表!名前の通り鈴鹿メルセデスから出走することを発表した。
ルノーも日本GPでスーが欠場することを発表。完全アウェイの中、ワイボウの1台体制で臨むこととなった。

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1台体制で臨むワン・イボウ(ルノー) Twitterより


現地鈴鹿は曇り。
ほとんどのドライバーが母国GPということで集中力を最大限に高めていく中、アクシデントが起こった。
ホラーデス・ザコスの乗る予定だったマクラーレンが消えてしまったのだ。

最近はドライバーが居ないのにマシンが居るというホラー現象が巷で報告されているが
ドライバーが居るのにマシンが居ないという非常事態にレースがやり直されるという事態となった。

2回目。
仕切り直しとなるスタートは集中力が切れがちだが、全18台とも仕切り直しにも動じず綺麗にスタートを切った。

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スタート

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スタート 1コーナー

序盤はフェラーリの2台がけん制しあういつもの展開。
チーム代表のチョット・マッテヤ・ビノットは7戦連続(第11戦から続く)チームバトルに「ちょっと待ってや...」と諦めの表情。ベッテルとは来季の契約を結ばないことを発表した。

レースが動いたのは7周目。Sタイヤを履くレモンスカッペンが1コーナーで、Mタイヤを履くクジョアトをパス。
タイヤが違うのでレモンスカッペンとしては早めに攻略したかったはずだが、クジョアトは6周粘ることに成功した。と見るべきだろう。

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7周目1コーナー クジョアトを抜いたレモンスカッペン


9周目のダンロップコーナーで8番手を走っていたナノンツ(マクラーレン)がスピン。ウイングにダメージを負ってしまう。
また15周目の最終コーナーでもウイングを破損してしまい失意のレースとなってしまった。

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9周目ダンロップコーナー ナノンツのクラッシュ


先陣を切ってピットに飛び込んできたのは4番手を走っていたフェラーリのワンコッテル(フェラーリ)。18周終わりにピットインしワイボウ(ルノー)のアンダーカットを狙った。ところがコース復帰の場所が悪くアンダーカットは失敗。ピットストップで順位が入れ替わることはなかった。

またソフトスタート勢が全車ミディアムタイヤに変える中、ウィリアムズのピケージはソフトタイヤに変えてしまう痛恨のミスをおかしてしまう。

レースは22周目。ここでノーピットのプニトール(レーシングポイント)にンクレール(フェラーリ)がヘアピン入り口で追突。

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22周目、シケイン。 ンクレールがプニトールに追突

このアクシデントでプニトールは大きく後退。ンクレールもウイングを破損し、ピットインを余儀なくされる。

レースが大きく動いたのが26周目。
フェラーリのンクレールがスプーンでスピーン。ウイングを損傷してしまう。
この時スプーンの神が怪我を負ってしまったのか、まさかのタイミングでセーフティーカーが宣言された。

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26周目スプーンでスピーンするンクレール

このセーフティーカーはクジョアト(トロロッソ)にプラスに働いた。
ピットイン後、本来ならレモンスカッペンの後ろになるはずだったが、これでレモンスカッペンの前で合流することに成功。この段階で大方の雌雄が決した。

レースは30周目に再スタート。
ここで4番手のワンコッテルが3番手のワイボウを1コーナーでオーバーテイク! 3番手に浮上。
前戦ロシアから数えて80周ぶりに見る単独走行の景色。

しかし続く33周目のデグナー。3番手に浮上したばかりのワンコッテルがデグナーで飛び出しスピン!14番手まで後退。後に判明したが100m看板が破壊されていた模様であった。
これで単独走行の景色はわずか3周で終了した。

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33周目、ワンコッテルがデグナーでオーバーラン・1
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33周目、ワンコッテルがデグナーでオーバーラン・2

このアクシデントでワンコッテルの後ろを走っていたワン・イボウも影響を受けてしまい、ミヤッセンが3位に浮上する。


35周目、アルファロメオのヒロッツィがヘアピンの立ち上がりでクラッシュ!ウイングにダメージを負ってしまう。

36周目の1コーナーではソフトタイヤを履くメガボンがミディアムタイヤのペギーをオーバーテイク。5番手に浮上する。

続く40周目。4位ネオス(レーシングポイント)を200Rで意表を突く形でオーバーテイク!4番手に浮上する。
ここで抜くと1コーナーまでに抜き返されてしまう恐れがあったが、ERSを60%近くまで貯めることに成功し、1コーナーまでに仕返しをされない走りをした。
オーバーテイクだけではなく、その先の防御まで考えてのERSの使い方、かつそれを実行できる速さを披露した。

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40周目、200Rでオーバーテイク


45周目。ここで12番手を走っていたワンコッテルが最終コーナーで姿勢を乱しクラッシュ! のこり7周で2回目のセーフティーカーとなってしまう。

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45周目、最終コーナー立ち上がりでクラッシュ

ここでトップのクジョアト、2番手のレモンスカッペンがピットイン。順位変わらずそのままピットアウトしていった。
48周目のセーフティーカー中にCLRがクラッシュ!
6年ぶりの出走を完走で飾ることは出来なかったが、難しい鈴鹿で最後までチームメイトに食らいつけることができた。

レースは50周目に再スタートとなったが、その時に玉突き事故が発生!
ザコスとプニトールがその周、ザリザリ(トロロッソ)が次の周にウイング交換のためにピットインを敢行した。

最後はクジョアトがレモンスカッペンの猛攻を凌ぎ切り鈴鹿2年連続のトップチェッカーとなった。

次戦はメキシコ。残り4戦となるが、レモンスカッペンが優勝すればチャンピオンが確定する大一番。
ジョアトはしのぎ切れるかに注目が集まる。

メキシコは5/24(日) 21:30~より開始される。





【チーム別総評】

メルセデス
・カイッタスがノーペナ走法でシングルの8位を獲得。4回目のシングルフィニッシュを果たした。
CLRは残り5周のSC中にクラッシュで完走を逃してしまうも、終始カイッタスと同等のペースを披露。 次戦以降に弾みをつけたい

フェラーリ
・序盤は両者とも上位を走行となったが、2台ともミスにより後退。
ワンコッテルは今シーズン初のリタイア、ンクレールは3戦連続でシングルフィニッシュを逃すなど厳しい週末となってしまった。


レッドブル
・レモンスカッペンは予選からクジョアト相手に後手後手に回ってしまったレース。SCは不利に働いたがそれがなくても厳しい戦いになったことだろう。
しかし厳しいながらも全戦表彰台は更新中。残り4戦すべて獲得出来るか。
・メガボンも予選Q2でのMアタック失敗から苦しい展開。決勝もDRS渋滞にも巻き込まれるが、抜きにくいサーキットながら1台1台丁寧に攻略したがペナが響いて7位となった。5戦連続で表彰台から遠のいている。


ルノー
・サン・スーが欠場の為、ワン・イボウの1台体制で臨んだルノーチーム。
予選を3番手で通過し、表彰台圏内を中盤まで走っていたが、ワンコッテルに抜かれて4位後退。
その後、デグナーで目の前でワンコッテルがスピン!不運にもラインの変更を余儀なくされ、ミヤッセンに3位を明け渡してしまう。
最後までミヤッセンを攻略できず4位でチェッカーとなった。アゼルバイジャン以来の表彰台とはならなかった。


【レーシングポイント】
最後までミヤッセン・ワイボウの3番手集団でレースをしていたがペナルティが響いてしまい結果は10位。
プニトールはシケインでンクレールと接触事故が起こってしまったり、最後の再スタートで玉突き事故の被害でウイングを破損してしまうが粘りの走りで12位完走を果たした。
ペナルティをいかに減らせるかが課題となった。


【ハース】
ハースチームは3位と5位。この順位でレースを終えたのは3回目である。(ベルギーとシンガポールも3位と5位であった)
ミヤッセンもバコージャンもSCに動じることなく堂々とした走りを披露した。2台ともノーペナだったのはハースのみだった。


マクラーレン
自らのミスで最後尾スタートとなってしまったり、レース序盤で回線落ちとなったりしたザコス。
最後も新品ソフトで巻き返しを狙ったが、再スタート時も玉突き事故に巻き込まれ、踏んだり蹴ったりの週末。
ナノンツも終始、ダンロップコーナーの攻略に苦戦。失意のレースとなってしまった。
両者のポイントは1点差。残り4戦。最高位3位と4位の底力を見せれるか。


アルファロメオ
ヒロッツィの1台体制。
中段勢荒れたレースでキッチリとレースを完走。11番手は今季最高位フィニッシュとなった。
更に上へ。残り4戦でTOP10フィニッシュを狙う。


トロロッソ
予選から他を寄せ付けない圧倒的な走り。
MタイヤでQ2突破、ポールポジション
決勝もタイヤの違うレモンスカッペンに第一スティントで2秒差をキープ
終盤のSCにも動じずレモンスカッペンを封じ込め、ファステストラップも獲得。文句なしの完全優勝を成し遂げた。
ザリザリはS1でもミスが相次いだがウイングを壊さずにレースを展開。最後は玉突き事故に巻き込まれたが、14位で完走を果たした。
ザリザリも最高位は11位。 TOP10フィニッシュを狙う。


【ウィリアムズ】
シニアウィリアムズ。
ピケージがSタイヤを2回履くアクシデントに見舞われるが、SCが出て事なきを得た。
ペギーの6番手フィニッシュはこれで3回目。TOP5入りを残り4戦で目指す。
ピケージはペギーから20ポイント差でリード。守り切れるかに注目が集まる。

【F1 2019】MGTCup Season10 Rd.13 ベルギーGP


【F1 2019】MGTCup Season10 第13戦ベルギーGP

F1 2019 長距離部MGTCup Season10 Rd.13が4/19(日)ベルギーのスパ・フランコルシャンサーキットで行われ、レッドブルのマックス・レモンスカッペンが今期9勝目を飾った。

難所となるコーナー群に加え、スパ特有のスパ・ウェザー。リタイアは今季最多の6台。

荒れに荒れたベルギーを振り返っていきたいと思う。


【ギリギリのタイミングで争われた予選。頭を抱えるクリスチャン・ソンナ・アホーナー】
予選のQ3は雨から晴れに転ずる空模様。時間がたてばたつほど路面状況が改善されているという状態であった。
各車、時間ギリギリでアタックを狙った。保険をかけたであろう最初のアタッカーのナノンツ(マクラーレン)ですら残り20秒の地点で計測ラインを通過。
20秒間で10台が計測ラインを通過するはずだった。
しかし最後尾だったメガボンレッドブル)が時間内に計測ライン通過できず。この一連の流れにアホーナーの貧乏ゆすりが加速。失意の結果となってしまった。

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一番最後のはずが、一番最初にチェッカーフラッグを振られてしまったメガボン


【難コーナー、オー・ルージュの怪】
スパ・フランコルシャンの難コーナーの一つ。オールージュでは1周目にワン・イボウ(ルノー)、42周目にザリザリ(トロロッソ)、43周目にモコン(アルファロメオ)を大破に追いやった。
また3周目にはクジョアト(トロロッソ)、22周目にネオス(レーシングポイント)30周目にもナノンツ(マクラーレン)がスピンするという難所ぶりをアピールした。

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3周目オールージュ クジョアトのスピン

「オー・ルージュで王将の看板を見た」
「餃子の皮が落ちてて滑った」   -----------ワン・イボウ

レース後、ワン・イボウはこのようなコメントを残した。
我々はこの怪奇現象にいくつかの考察をしてみた。

オールージュとはコーナーの下を流れる川の名前。フランス語で「赤い水」を意味する。
従って(?)
川 → 皮
赤い水 → 赤い看板
と考えられる。真偽は定かではない。


【新たなる難コーナーの登場】
スパ・フランコルシャンは全19コーナーからなるコース。と表されることが多い。
ところがこの19コーナー以外で難所となる部分がある。

それはピット入り口である。

22周目にオールージュでウイングを壊したネオスがピットレーンの向かったが入り口で曲がり切れずにクラッシュ!レースを終えてしまうという事態になった。

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22周目ピット入り口 ネオスがクラッシュリタイア

また25周目にはンクレール(フェラーリ)、ペギー(ウィリアムズ)が入り口で壁に濃厚接触
ピケージ(ウィリアムズ)も入り口でクラッシュ。またチームからも「(ペギーさんが入ってるので今は)密です」と言われてもう1周走るように命じられてピットに入れない始末。
27周目にはワンコッテル(フェラーリ)がピットレーンでウイングを半壊。

オールージュに負けず劣らずの難所っぷりでドライバー達を苦しめた



【出動率の悪いセーフティーカー

ワン・イボウ(中国)がクラッシュ大破したときに誰しもがセーフティカーの出動と感じたことだろう。
ところが実際にはセーフティーカーどころかヴァーチャル・セーフティカーが出ることもなかった。

この件でテロどすディレクターは「単独事故。人から人への感染は認められない」とコメント。ワン・イボウに忖度する形となった。

しかし1周目の15コーナーではプニトール(レーシングポイント)がクラッシュ!
その影響でザリザリ(トロロッソ)とサン・スー(ルノー)が接触! コース上にパーツが散らばった。
今回は単独事故ではなかったが、テロどすは「緊急非常事態宣言を出すのは時期尚早」としてセーフティカー出動を見送った。

その後も
2周目にナノンツ(マクラーレン)がクジョアト(トロロッソ)に追突
3周目にはクジョアトがオールージュでスピン
5周目プーオンでヒロッツィ(アルファロメオ)のクラッシュ
6周目にはウイング破損、接触経路不明のザコス(マクラーレン
15周目には最終コーナーでヒロッツィ
22周から数周はピット入り口で一種のお祭りが開催されたが いずれの場合でもセーフティーカーが宣言されることはなかった。
結果的に33周目の13コーナーでヒロッツィがクラッシュ!
ここでようやくヴァーチャルセーフティカーが出動することとなった。

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33周目 ヒロッツィのクラッシュでようやくのヴァーチャルセーフティカー

この件に関しテロどすは「行動すべき時期は実際、25周ないし30周前だった」とコメントした。


【実力が拮抗してるチームは大変】
予選に続き決勝でもスパウェザーは猛威を振るった。
結果的には晴れ→雨→晴れと刻一刻と変わっていく天気。1周が長いコースのため1周が勝負を分ける。
しかし2台同時ピットはタイムロスに繋がる。

という状況からレッドブルフェラーリ、ウィリアムズ、ハースは頭を抱えていた。

レッドブルは25周目に同時ピットを敢行。メガボンが待たされてしまう。
2回目のピットは待たされまいと早めに動いたがそれが裏目に出てしまい完走した中で最後尾でチェッカーを受けた。

その点フェラーリとハースは阿吽の呼吸でピットが被ることなく上手く対処し、ハースはミヤッセンが3位、バコージャンが5位
フェラーリもンクレールが4位、ワンコッテルが7位とシングルフィニッシュを達成した。


【ジェフは正直者、ただいま日本語のお勉強中】
天気の予報をドライバーに伝えてくれる皆のアイドル・ジェフ。
15周前後の段階で15分後に雨が降ってくると的中させ各ドライバーの戦略の手助けをした。

しかし雨から晴れに変わる瞬間、30周前後の段階で10分後に雨が止むよという無線を出した。
ところが実際にドライタイヤが機能したのはそこから20分後の42周目だった。

これに対しジェフは「雨が止むとはいった。ドライタイヤにの方が速く走れるという意味で申し上げたのではない」とコメント。
悪い方向で日本語を勉強中のようだ。


【荒れたレースを淡々と走り切る能力】
メルセデスの二人、ゴゴルトンとカイッタスはいつものGPと同じように淡々と走り切ってみせ、淡々とポイントを獲得し、淡々とベルギーを後にした。
荒れたレースで堅実にポイントを稼ぐシルバーのマシンはまさに”いぶし銀”の走り。
長距離のレースでは安定感こそ大切と魅せたレースを披露した。



次戦の舞台となるのはイタリア モンツァ
カレンダー屈指のハイスピードバトルを見逃すな!!
4/25(土) 21:45より開催される。

【F1 2019】MGTCup Season10 Rd.12 ハンガリーGP


【F1 2019】MGTCup Season10 第12戦ハンガリーGP

F1 2019 長距離部MGTCup Season10 Rd.12が4/12(日)ハンガロリンクサーキットで行われ、レッドブルのマックス・レモンスカッペンが今期8勝目を飾った。

2位はサジョウ・クジョアト(トロロッソ)。1回目のピットでアンダーカットに成功して首位に立ったが、2回目のピットでアンダーカットを許した。

3位にはデスサンダー・メガボンレッドブル)。スタートでワンコッテル(フェラーリ)を抜いて3位に躍り出たのが全てだった。最後はフレッシュタイヤで追いかけてくるンクレール(フェラーリ)を凌いで、フェラーリ勢に打ち勝ってみせた。

これで順番は違えど、表彰式は5戦連続で同じ顔ぶれとなった。

現地ハンガリーは決勝は晴れ。開幕戦以来のフルグリッド。
BPO委員会が鋭い眼差しを向ける中、全20台が一斉にスタートを切った。

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スタート

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スタート 1コーナー

余談だが先日のドイツGPで行われたレースにおいてネオスとピケージの濃厚接触が放送倫理に抵触。BPO委員会立会いの下でレースが行われたのだ。

スタートは大きな混乱なくレースは始まった。先頭のレモンスカッペン(レッドブル)がペナルティを貰わないように隊列を作りながら、しかしながらバトルを仕掛けるのが得意な後続のンクレール(フェラーリ)にインを窺われない絶妙なラインどりでレースが進む。

早々にタイヤがキつくなってきたのはソフトスタート勢。2~3周目にはタイヤが悲鳴を上げ始めペースがだんだんと悪くなる。

7周目。ウィリアムズのペギーが最終コーナーでクラッシュ! ウイングにダメージを負ってしまう。
8周目。トロロッソのザリザリが3コーナーでスピン! ウイングにダメージを負ってしまう。
両名とも丸々一周をウイングなしで走行したため大幅なタイムロスとなってしまったが何とか周回遅れにはされずにコースに復帰する。

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7周目最終コーナー ペギーのスピン

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8周目3コーナー ザリザリのスピン

レースは9周目。ここでソフトタイヤスタート勢は寿命を迎えた。

たまらずワン・イボウ(ルノー)とピケージ(ウィリアムズ)が9周目にピットイン。
ザコス(マクラーレン)が10周目、タイマネジメントに定評のあるゴゴルトン(メルセデス)も11周目にピットイン。
Q3にコマを進めてSタイヤスタートだった4名が早々にピットインを行った。

レースはスタートから23周目までは、レモンスカッペン、ンクレール、メガボン、ワンコッテル、クジョアトの隊列でレースが続く。

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5台の隊列で序盤はレースが進む

23周目終わりに先陣を切ってクジョアトがピットイン。アンダーカットを仕掛ける。
ミディアムタイヤに履き替えて9番手でコースに復帰する。

続いて25周目にンクレールがピット。ミディアムタイヤを選択。
続く26周目にはメガボンとワンコッテルが同時にピット。ハードタイヤを選択。
続く27周目にはレモンスカッペンがピット。ミディアムタイヤを選択。

ここで23周目に入ったクジョアトがなんと4台のアンダーカットに成功しトップに浮上する。
またフェラーリの2台とレッドブルの2台は第2スティントでタイヤ選択が分かれた形となった。


第2スティントはクジョアトを先頭にレモンスカッペンが1秒圏内で追いかけまわす展開となった。

ここでトップのクジョアトが狙ってか狙わずか4位のメガボンに18秒差をキープ。
これは仮に2位のレモンスカッペンが先にピットに入ってもメガボンの後ろになるタイム差である。

レースは55周目。今度は2位のレモンスカッペンがアンダーカットを仕掛けた。
目論見通り、レモンスカッペンはメガボンの後ろでコース復帰。

ところがソフトタイヤは第1スティントでは効力を発揮しなかったが、第3スティントでは効力を発揮した。
何とシケインの手前でレモンスカッペンがメガボンをパス。

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シケイン手前でレモンスカッペンがメガボンをパス

1周遅れでクジョアトがピットに入ったがピットアウト後は、レモンスカッペンは3秒前方に居てアンダーカットを許してしまう。

レースは終盤戦。レモンスカッペン、クジョアトの順で1秒以内でレースが続く。

そんな中63周目に事件が起きた。
2位を走行中だったクジョアトが立ち上がりの縁石で姿勢を乱しクラッシュ!!

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縁石で姿勢を乱しガードレースにまっしぐらのクジョア

BPO委員会対策でクラッシュの瞬間は撮られなかったが、幸いにもタイヤは取れなかった。

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BPO対策で、クラッシュの瞬間は撮られず。。。カメラマンのファインプレー

しかしこのクラッシュで誰よりも冷静だったのは他ならぬクジョアト。
実況解説陣が絶叫してるなか、当たり前のようにリセットしてコースに復帰していく。
コース復帰の早さは全一とライバルのレモンスカッペンも舌を巻く。

このアクシデントでウイングを損傷するがノーピットで走り続けることを選択した。

レースはそのままチェッカー。
レモンスカッペンが優勝、2位はクジョアトがウイング損傷しながらもなんとか2位を死守した。

またFLはクジョアトが獲得した。

次戦の舞台となるのはベルギー スパフランコルシャン。
難所となるコーナーが多く、全開率が高い。。それでいて天候も変わりやすいサーキットであり、SCが出やすい条件も揃っている。 
波乱必至が予想されるスパは 4/19(日)21:30より開催される。

【F1 2019】MGTCup Season10 Rd.11 ドイツGP


【F1 2019】MGTCup Season10 第11戦 ドイツGP
F1 2019 長距離部MGTCup Season10 Rd.11が4/5(日)ドイツ・ホッケンハイムリンクで行われ、サジョウ・クジョアト(トロロッソ)が熾烈なタイムバトルを制し11番手スタートから今季4勝目を飾った。

2位に入ったのはマックス・レモンスカッペン(レッドブル)。序盤に複数回起きた電気系統のトラブルにより最後までクジョアトを捕らえることが出来なかった。

3位に入ったのはデスサンダー・メガボンレッドブル)。終盤にインからアウトから縦横無尽にコースを駆けめぐりオーバーテイクを連発! 見事3位表彰台を獲得した。

この3者はいずれもQ2敗退。10番手以降からのスタートで表彰台獲得となった。

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スタート

現地ドイツは曇り。シーズン後半戦のスタートを告げるレッドシグナルが消えると同時に全18台が一斉にスタート!したかに見えた。。。。
しかしここで6戦ぶりの出場で3番手グリッドを獲得していたワンコッテル(フェラーリ)にラグが発生してしまう。

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3番手スタート ワンコッテル(フェラーリ)が姿勢を乱す・1
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3番手スタート ワンコッテル(フェラーリ)が姿勢を乱す・2

このアクシデントの影響を受けてしまったのがゴゴルトン(メルセデス)とワン・イボウ(ルノー
ウイングを破損してしまい1周目からのピットインを余儀なくされてしまう。

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1周目にピットインを行うゴゴルトンとワン・イボウ

また12コーナーでは9番手を走っていたザリザリ(トロロッソ)が12コーナーでコースアウト。荒れたオープニングラップとなってしまう。

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1周目、ザリザリ(トロロッソ)12コーナーでコースアウト

3周目には挽回を図るワンコッテル(フェラーリ)がバコージャン(ハース)と接触。15番手まで順位を落としてしまう。

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2周目、ワンコッテルとバコージャンの接触・1
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ワンコッテルとバコージャンの接触・2


5周目の12コーナーでは5番手を走っていたプニトール(レーシングポイント)が12コーナーで姿勢を乱し壁に激突!ウイングを破損してしまう。

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5周目 プニトール(レーシングポイント)が12コーナーでクラッシュ
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プニトール その2


序盤から大荒れの展開となった。
そんな中序盤は4台による先頭争いが勃発していたが7周目終わりに先頭を走っていたネオス(レーシングポイント)がピットイン。8周目には変わってトップに立っていたンクレール(フェラーリ)がピット。
これで一時期ピケージ・シニア(ウィリアムズ)がリードラップとなった。

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一瞬ながらリードラップを獲得したピケージ(ウィリアムズ)

ソフト勢がピットイン後はトップからクジョアト(トロロッソ)、レモンスカッペン(レッドブル)、メガボンレッドブル)、ナノンツ(マクラーレン)とQ2進出できなかった組が、等間隔でレースを展開することになった。

21周目にはネオス(レーシングポイント)が12コーナーで姿勢を乱し9番手まで順位を落としてしまう。レーシングポイントは2台とも12コーナーに泣いた。

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21周目 ネオスが12コーナーでスピン


23周目では密接による濃厚接触が発生した。(2枚目はピュリツァー賞の写真部門にノミネートされている。)
なおこのレースを現地で見ていたリカルド・ゾンタは「あいつらファンタジーだ!」と叫んだという。

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ピケージとネオスの濃厚接触
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ピケージとネオスの濃厚接触・2


30周目、ハードタイヤでレースを引っ張っていたミヤッセン(ハース)がピットイン。
ピットタイミング的に1stopは難しいと思われたが、フランス戦でも1stopは難しいと言われる中見事に1stopを成功させた前例があった。
それでも解説は1stopはない。と豪語。 フェラーリのストラテジスト(※1)らしい”俺たち解説”を披露した。
(※1.フェラーリドライバーのワンコッテルにたまにペナ状況等を横流ししている)

33周目にはリカルド・ソンタク(マクラーレン)がメガボンレッドブル)に順位を明け渡した。
タイヤ状況が違うため戦略的な対応だったが、ファスターザンユー発祥の地だったことが災いして結果としてイジられる形となってしまった。


35周目にはネオスが16コーナーでスピンアウト。タイヤ温度が上がりすぎたためそのままピットインを慣行した。

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35周目 ネオスが16コーナーでスピンアウト


レースは後半。ここまで目立たないながらも激しいタイムバトルでトップ争いをしていた首位クジョアトと2位レモンスカッペン。
51周目。2位のレモンスカッペンが先にピットレーンに向かったがここで痛恨のピットレーン速度超過。5秒のペナルティを受けてしまい万事休す。

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51周目 レモンスカッペン ピットレーン速度超過

レースは残り10周。
ここで毎戦恒例の3番手争いが激化した。
レースが動いたのは57周目の6コーナー

3ワイドでブレーキング勝負

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3ワイドでブレーキング勝負

3ワイドで旋回

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3ワイドで旋回

3ワイドで立ち上がる

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3ワイドで立ち上がる


このバトルを真後ろで見ていた、語彙力が豊富で物事を的確に表現できるミヤッセンがただ一言「やべぇ」と言わしめた見事なバトルだった。
なお客席でこのバトルを見ていたリカルド・ゾンタは「あいつらクレイジーだ!」と叫んだという。

レースはそのまま終了。
優勝はクジョアト(トロロッソ
2位にはレモンスカッペン(レッドブル
3位はタイヤ摩耗で優位に立っていたメガボンレッドブル)が制した。

ファステストラップは65周目にプランFを刊行したワン・イボウが100分の1秒差で見事に獲得した。

次戦は第12戦ハンガリーGP。4/12(日) 21:20~より開催される。
抜けないコースであるため予選から激しい戦いになることが予想される。

【F1 2019】MGTCup Season10 Rd.8 フランスGP

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F1 2019 長距離部MGTCup Season10 Rd.8が3/8(日)フランス・ポールリカールサーキットで行われ、サジョウ・クジョアト(トロロッソ)が4番手スタートから今季2勝目を飾った。

2位に入ったのは6連勝を狙っていたマックス・レモンスカッペン(レッドブル)。3周目の10コーナーで単独スピンを期してしまい優勝を逃した。
失ったタイム自体は10秒程度だったが、レース中盤は渋滞にはまり思うようなレースが出来なかった。

3位に入ったのはデスサンダー・メガボンレッドブル)。
最終的にノーペナ走法でミヤッセン(ハース)、ザコス(マクラーレン)を逆転。4戦ぶりに表彰台獲得となった。

レース開始前から会場は盛り上がった。
まず長距離部を観戦視点で支えていたテッ・チャンが2年ぶりにアルファロメオからドライバーとしてコース復帰し話題となった。
またルノーの母国となるフランス。ドライバーのワン・イボウとサン・スーの大応援団が現地に訪れたが昨今の情勢を鑑み、スタート2時間前になって自宅観戦をするようにワン・イボウが呼びかけた。

最後にレース開始前を盛り上げたのはピケージ・シニア(ウィリアムズ)
当人も後に最も刺激的だったのはレース開始前だった。と語った
フォーメーションラップ中に1コーナーでスピンを期してしまったのだ!
オフィシャルにスタート位置に押し戻され何とかグリッドに着くことはできた。

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フォーメーションラップ中にスピンしてしまうピケージ

現地フランスは晴れ。定刻通りに全18台が一斉にスタートした。
1コーナーを制したのは2番手スタートだったザコス(マクラーレン)。ポールスタートのレモンスカッペンが蹴り出しでリアが流れたのを見逃さずトップで1コーナーを通過。またレモンスカッペンはスタートでリアが流れたことで直観的にセッティングを外したことを悟った。

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スタート

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スタート 2コーナー

また我らがテッ・チャンは9番手スタートだったが混乱に巻き込まれ最後尾まで落ちてしまう。
2年ぶりのレースで単独で走ろうと1周目にピットに入るが、速度超過ももらってしまい、慌ただしい1周目となってしまう。

レースが大きく動いたのは3周目。
2位走行中だったレモンスカッペンが高速の10コーナーで単独スピン! ルノーの大応援団からどよめきが起こった。

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3周目10コーナー レモンスカッペンのスピン

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レモンスカッペンのスピン クジョアト視点
失ったタイムは10秒ほどだったが、順位は11番手まで後退。
このスピンを見て静観していたクジョアトが動く。5周目のミストラルシケインでザコスをかわしトップに浮上。
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5周目 クジョアトがトップに浮上

レースは7周目。先陣を切ってバコージャン(ハース)がルーティンのピットイン。
7~12周目の間にQ3進出組は全員ピットインを行った。

ここでピットイン組とミディアムスタート組がコース上で交錯。隊列レースの模様を呈してきた。

しかし12周目ここでトロロッソのザリザリが隊列から除隊。

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12周目 ザリザリ(トロロッソ)が除隊

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隊列レース・1

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隊列レース・2

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隊列レース・3

また18周目2コーナーでサン・スーがスピンアウト!17番手まで落ちてしまう。

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17周目2コーナー サン・スー(ルノー)のスピンアウト

その後は隊列レースは解消。いくつかのスピン・コースアウトが発生したが一連の隊列レースでウイングを壊すものはいなかった。

そのまま中盤戦は各車タイヤを労わりながらの走行が続いた。

レースは終盤。3周目に2番手走行中にスピンしたレモンスカッペンが再び2番手のポジションに戻ってきたのは43周目だった。
戦略の違いもあるので一概には言えないが、10秒のタイムロスを40周かけて戻したのである。

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43周目 ミヤッセンをかわし2番手に戻るレモンスカッペン


残り数周で熱くなったのは3番手争い。
H-Mで1STOPのミヤッセン(ハース)が3位。
S-S-MとSタイヤを2回履き、隊列レースを回避したザコス(マクラーレン)が4位。
S-M-Mと正攻法で隊列レースの修羅場をくぐりぬけてきたメガボンレッドブル)が5位。

この時メガボンはノーペナで、ザコスより4周、ミヤッセンより11周新しいタイヤを装着。優位に立っていた。
レースも残り5周となったころ、ザコスがミヤッセンに1.1秒差まで詰め寄るが
49周目と50周目の最終コーナーで連続で挙動を乱してしまい1秒差に入ることが出来なかった。
(後に判明したがザコスはDRSが壊れていて使えない状態だった)

ミヤッセンも逃げ切りを図りたいが残り2周の51周目にメガボンにタイム差で逆転を許してしまう。

レースはそのままチェッカー。クジョアトが最後にSタイヤを2回履くプランを敢行しFLポイントも獲得した。

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ジョアトがトップチェッカー 後ろに見えるのは2位のレモンスカッペン

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ミヤッセンが3位でチェッカーを受けるも、ペナの関係で逆転。4位に転落

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次戦の舞台はオーストリアレッドブルリンク。
1周のタイムがグランプリ中1番短いコースになり0.1秒の遅れも許されない、激しいグランプリのなることが予想される。