【F1 2019】MGTCup Season10 Rd.12 ハンガリーGP


【F1 2019】MGTCup Season10 第12戦ハンガリーGP

F1 2019 長距離部MGTCup Season10 Rd.12が4/12(日)ハンガロリンクサーキットで行われ、レッドブルのマックス・レモンスカッペンが今期8勝目を飾った。

2位はサジョウ・クジョアト(トロロッソ)。1回目のピットでアンダーカットに成功して首位に立ったが、2回目のピットでアンダーカットを許した。

3位にはデスサンダー・メガボンレッドブル)。スタートでワンコッテル(フェラーリ)を抜いて3位に躍り出たのが全てだった。最後はフレッシュタイヤで追いかけてくるンクレール(フェラーリ)を凌いで、フェラーリ勢に打ち勝ってみせた。

これで順番は違えど、表彰式は5戦連続で同じ顔ぶれとなった。

現地ハンガリーは決勝は晴れ。開幕戦以来のフルグリッド。
BPO委員会が鋭い眼差しを向ける中、全20台が一斉にスタートを切った。

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スタート

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スタート 1コーナー

余談だが先日のドイツGPで行われたレースにおいてネオスとピケージの濃厚接触が放送倫理に抵触。BPO委員会立会いの下でレースが行われたのだ。

スタートは大きな混乱なくレースは始まった。先頭のレモンスカッペン(レッドブル)がペナルティを貰わないように隊列を作りながら、しかしながらバトルを仕掛けるのが得意な後続のンクレール(フェラーリ)にインを窺われない絶妙なラインどりでレースが進む。

早々にタイヤがキつくなってきたのはソフトスタート勢。2~3周目にはタイヤが悲鳴を上げ始めペースがだんだんと悪くなる。

7周目。ウィリアムズのペギーが最終コーナーでクラッシュ! ウイングにダメージを負ってしまう。
8周目。トロロッソのザリザリが3コーナーでスピン! ウイングにダメージを負ってしまう。
両名とも丸々一周をウイングなしで走行したため大幅なタイムロスとなってしまったが何とか周回遅れにはされずにコースに復帰する。

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7周目最終コーナー ペギーのスピン

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8周目3コーナー ザリザリのスピン

レースは9周目。ここでソフトタイヤスタート勢は寿命を迎えた。

たまらずワン・イボウ(ルノー)とピケージ(ウィリアムズ)が9周目にピットイン。
ザコス(マクラーレン)が10周目、タイマネジメントに定評のあるゴゴルトン(メルセデス)も11周目にピットイン。
Q3にコマを進めてSタイヤスタートだった4名が早々にピットインを行った。

レースはスタートから23周目までは、レモンスカッペン、ンクレール、メガボン、ワンコッテル、クジョアトの隊列でレースが続く。

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5台の隊列で序盤はレースが進む

23周目終わりに先陣を切ってクジョアトがピットイン。アンダーカットを仕掛ける。
ミディアムタイヤに履き替えて9番手でコースに復帰する。

続いて25周目にンクレールがピット。ミディアムタイヤを選択。
続く26周目にはメガボンとワンコッテルが同時にピット。ハードタイヤを選択。
続く27周目にはレモンスカッペンがピット。ミディアムタイヤを選択。

ここで23周目に入ったクジョアトがなんと4台のアンダーカットに成功しトップに浮上する。
またフェラーリの2台とレッドブルの2台は第2スティントでタイヤ選択が分かれた形となった。


第2スティントはクジョアトを先頭にレモンスカッペンが1秒圏内で追いかけまわす展開となった。

ここでトップのクジョアトが狙ってか狙わずか4位のメガボンに18秒差をキープ。
これは仮に2位のレモンスカッペンが先にピットに入ってもメガボンの後ろになるタイム差である。

レースは55周目。今度は2位のレモンスカッペンがアンダーカットを仕掛けた。
目論見通り、レモンスカッペンはメガボンの後ろでコース復帰。

ところがソフトタイヤは第1スティントでは効力を発揮しなかったが、第3スティントでは効力を発揮した。
何とシケインの手前でレモンスカッペンがメガボンをパス。

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シケイン手前でレモンスカッペンがメガボンをパス

1周遅れでクジョアトがピットに入ったがピットアウト後は、レモンスカッペンは3秒前方に居てアンダーカットを許してしまう。

レースは終盤戦。レモンスカッペン、クジョアトの順で1秒以内でレースが続く。

そんな中63周目に事件が起きた。
2位を走行中だったクジョアトが立ち上がりの縁石で姿勢を乱しクラッシュ!!

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縁石で姿勢を乱しガードレースにまっしぐらのクジョア

BPO委員会対策でクラッシュの瞬間は撮られなかったが、幸いにもタイヤは取れなかった。

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BPO対策で、クラッシュの瞬間は撮られず。。。カメラマンのファインプレー

しかしこのクラッシュで誰よりも冷静だったのは他ならぬクジョアト。
実況解説陣が絶叫してるなか、当たり前のようにリセットしてコースに復帰していく。
コース復帰の早さは全一とライバルのレモンスカッペンも舌を巻く。

このアクシデントでウイングを損傷するがノーピットで走り続けることを選択した。

レースはそのままチェッカー。
レモンスカッペンが優勝、2位はクジョアトがウイング損傷しながらもなんとか2位を死守した。

またFLはクジョアトが獲得した。

次戦の舞台となるのはベルギー スパフランコルシャン。
難所となるコーナーが多く、全開率が高い。。それでいて天候も変わりやすいサーキットであり、SCが出やすい条件も揃っている。 
波乱必至が予想されるスパは 4/19(日)21:30より開催される。