【F1 2019】MGTCup Season10 Rd.3 中国GP


F1 2019 長距離部MGTCup Season10 Rd.3が12/15(日)に中国 上海国際サーキットで行われ、マックス・レモンスカッペン(レッドブル)が快走でポール・トゥ・ウィンを飾った。
前戦優勝のサジョウ・クジョアト(トロ・ロッソ)は11番手スタートから9台抜きの魁走で2位を獲得。入り3戦連続の表彰台となった。
3位にはデスサンダー・メガボンレッドブル)。圧倒的不利なSタイヤスタートを感じさせない怪走を披露。表彰台を獲得した。


~~予選~~

予選Q1が始まると同時に母国レースとなるワン・イボウ(ルノー)が出走開始。
この日上海国際サーキットの周りにはワン・イボウを一目見ようと1億2000万人のファンが詰めかけた。(サーキットの収容人数は20万人)
堂々とトップタイムを記録し会場のボルテージは最高潮に達した。
その後にワン・イボウのタイムを上回ったのが前戦バーレーンで激しいクラッシュをしたカイッタス(メルセデス)。
前戦も体のダメージの心配がされたが、今回も身体のダメージを心配しなければいけなくなった。


レモンスカッペンとクジョアトの明暗が分かれたのがQ2。
両者共にミディアムタイヤでタイムを記録しに行ったが
レモンスカッペンが10位でQ3進出、クジョアトが11位でQ2敗退。両者のタイム差は僅か0.142秒差だった。
0.142秒差という僅かの差が、1位と11位という大きな差を生み出してしまった。


Q3のラストアタックは目の離せない展開になった。
ゴゴルトン(メルセデス)のラストアタックを皮切りに1分間に8台が一斉にタイムを更新したのだ。
最後のアタッカーはワン・イボウ。4番手タイムを記録すると会場はこの日一番の盛り上がりを見せた。

予選結果は下記の通り。



~~決勝~~

現地中国はどんよりとした曇り空だがドライコンディション。2億4000万の瞳が素敵な事件を探す中、全19台が一斉にスタートした。
スタートではカイセンガ・ザコス(マクラーレン)がスタートで出遅れ3つポジションを落としてしまう。
1コーナーではプニトール(レーシングポイント)がカイッタス(メルセデス)に軽く追突。ウイングを破損してしまう。
またプニトールがマシンバランスを崩したところペギー(ウィリアムズ)が追突してハープスピン。最後尾に落ちてしまう。

その直後3~4コーナーではモコン(アルファロメオ)が単独でクラッシュ。ウイングを壊す壊走。
モコンは「ウイング壊れたああああぁぁぁぁチ───(´-ω-`)───ン!! ハードタイヤで挽回しますよ(* ̄m ̄)プププッ!」
と無線で訴えるが、資金難で苦しむアルファロメオバーレーン不参加、中国は1台体制)は激怒!比較的マシンをコントロールさせやすいソフトを履かせた。
早くもチームとドライバーの間に不協和音が走ってしまった。
また1周目のバコージャン(ハース)とゴゴルトン(メルセデス)の約1分にあたるサイド・バイ・サイドの名バトルからカメラを奪ってしまう!


1周目最終コーナーではザリザリ(トロロッソ)がスピン! ウイングを壊してしまう。
20m後方にピット入り口があったがチームは丸々1周してピットに戻ることを選択した。 

レース中盤、ネオス(レーシングポイント)にDRSのトラブルが発生!DRSが数周に渡って戻らなくなってしまったのだ。
必死に可哀走を続けるが、直るころには集団からの争いから脱落。失意のレースとなってしまった。

中盤の鍵を握ったのがミディアム及びハードでのレースペースだった。この2種類のタイヤを使いこなせたものが上位に名を連ねた。

最後に会場を盛り上げたのがワンコッテル(フェラーリ)とミヤッセン(ハース)の4番手争い。そこにゴゴルトン(メルセデス)も加わる。
サイド・バイ・サイドの展開を繰り広げながら最後に4番手を獲得したのはワンコッテルだった。
ミヤッセンは前戦に続き接近戦で敗北。バトルで打ち勝つことが課題となった。

荒れたレースとなったが全車19台完走となった。


次戦はF1カレンダーの中で最も狭いコース幅を有するサーキット。
1MISSで壁にまっしぐら!
冷や汗ダラダラ!
心臓バックバク!
アセトマラナイジャン バクーで開催される。

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