【F1 2019】MGTCup Season10 Rd.6 モナコGP


【F1 2019】MGTCup Season10 第6戦モナコGP

F1 2019 長距離部MGTCup Season10 Rd.6が2/2(日)モナコで行われ、マックス・レモンスカッペン(レッドブル)が今季5勝目を飾った。

2位にはサジョウ・クジョアト(トロロッソ)、3位にはナルル・ンクレール(フェラーリ)が入り今季初表彰台となった。
これでレッドブルに次いでフェラーリが2台とも表彰台に上ることとなった。


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スタート
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スタート 1コーナー
現地モナコは決勝は晴れ。夜中にレースをやるという騒音問題に揺れる中、全15台が一斉にスタートした。
スタートではザリザリ(トロロッソ)がスタートに失敗。順位を3つ落としウイングも壊してしまう。
また4位走行中だったワン・イボウ(ルノー)がタバココーナーでウイング半壊。厳しい幕開けとなってしまう。
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ワン・イボウのウイング破損(1周目・タバココーナー)

レースが動いたのは7周目、14番手を走行中だったプニトール(レーシングポイント)がヌーベルシケイン入り口にHITしリタイア。SCが導入される。

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プニトール(レーシングポイント)
このタイミングでSタイヤスタートを選択していたメガポン(レッドブル)、ゴゴルトン(メルセデス)がピットイン。両者ミディアムタイヤにスイッチしコースイン。
翌周にはピケージ・シニア(ウィリアムズ)、ワン・イボウ(ルノー)もピットイン。ハードタイヤにスイッチしコースイン。

ここで約3年ぶりの登場となったSC。残念なことにSCドライバーは3年ぶりに運転をするペーパードライバーだった。
ピットアウトしてきたメガポン、ゴゴルトンに煽られ運転を仕掛けるも、両者とも綺麗にかわしていく。
またSC先導中にネオス(レーシングポイント)がコーナーカット(?)で10秒ペナルティ。
ミヤッセン(ハース)が英語無線を聞き間違いドライブスルーペナルティを受けてしまう。

レースは11周目に再開。ピットインしたメガボンレッドブル)がサンスー(ルノー)を追いかける展開。

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再スタート

SC明けは全車周回を重ねていくが
21周目のタバココーナーでザコス(マクラーレン)がウイング全壊のクラッシュ!ピットインを余儀なくされてしまう。
ザコスがどの位置で戻るのか注目されている中、22周目1コーナーではメガポンとサンスーが接触!両者ウイングにダメージを負ってしまう。
4視点もありながらこの接触は撮れず、主催者メガポンへの忖度ではないか。との疑いがもたれた
(レース後にメガポンはルノーへ訪れ謝罪をし、和解している)

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サンスー視点(1コーナー)

メガポンはこれで動揺してしまったのか30周目にピットインするも
15周走ったusedタイヤを選択してしまうミスもしたり結果的に6回もピットインをしてしまう。

52周目、7位を走っていたペギー(ウィリアムズ)がヌーベルシケイン出口でリアタイヤを引っかけてスピンしてしまう。後方を走っていたネオス(レーシングポイント)はギリギリで回避した。

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ロバート・ペギー(ヌーベルシケイン出口)
54周目、4位を走っていたピケージ(ウィリアムズ)が7コーナーで挙動を乱しスピン!ウイングを壊してしまう。
ウィリアムズにとっては悪夢の出来事が続いてしまった。
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ピケージ・シニア(7コーナー出口)

百里(ひゃくり)を行く者は九十を半ばとす” レースも終盤に差し掛かるがアクシデントは相次いだ。

70周目には10位走行中でFLを狙っていたナノンツ(マクラーレン)がヌーベルシケイン立ち上がりでヒット!壁にぶつかりリタイアとなってしまった。

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カルロス・ナノンツ(ヌーベルシケイン出口)

71周目にはネオス(レーシングポイント)がミラボーでブルーフラッグで譲っていた時に後ろにいたザコス(マクラーレン)が仕掛けるも失敗!
その後ローズヘアピンまでサイドバイサイドで行くが出口で接触。 ネオスはウイングにダメージを負ってしまう。

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ネオス(レーシングポイント)とザコス(マクラーレン)の攻防
ピットに戻ろうとするもタバココーナー入り口で大破。残り6周でリタイアとなってしまった。

ここで4番手走行中だったゴゴルトン(メルセデス)にピケージ(ウィリアムズ)が追いつく。
ピケージはこの時ウイングにダメージを負っていたが、ゴゴルトンも70周走ったミディアムタイヤ。互いに苦しい展開となっていた。

76周目の1コーナー。ここでピケージがゴゴルトンのインを奪うが、両者接触!ゴゴルトンは壁に激突。ウイングを壊してしまう。

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ピケージ(ウィリアムズ)とゴゴルトン(メルセデス)の攻防
ゴゴルトンはたまらずピットイン。8位でチェッカーを受けた。

祭りはもう終わりかと思われたが、最後に満を持して登場したのが2位を走行中だったサジョウ・クジョアト(トロロッソ)!
3位ンクレールと1分差ついてると知るや否や77周目にピットイン! 最後にFLを狙いに行く作戦だ。

この時モナコのカジノ場ではクジョアトがFLを出すか否かで話題が持ち切りだったが、FLを出す方に賭ける人は現れず、賭け事は中止となった。

そのままレモンスカッペン(レッドブル)が3位以下を1周遅れにする離れ業で優勝。同一周回は2位のクジョアトだけという結果になった。

ところがFLを狙いに行ったクジョアトは最終周にカジノコーナー(4コーナー)でクラッシュ! カジノの参加者に遺憾の意を表明した。

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ジョアト(カジノコーナー)

またクジョアトはレース後の車検でタイヤが3輪しかないことが発覚! マシンの最低重量不足で失格となった。

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表彰式に飾られる痛々しいトロロッソのマシン
大荒れの展開となったモナコで、ドライバーオブザデイはピケージ・シニア(ウィリアムズ)が悲願の獲得!更に高みを目指すことを誓った。
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表彰式 左からクジョアト、レモンスカッペン、ンクレール


第7戦の舞台はカナダ。
去年はメガポンが僅か0.7秒差で優勝を逃す展開となった。
今年はどうなるか注目が集まる。